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【開催報告】第2回Equality Gala 為末大氏スピーチ「マインドセットを変えて可能性を開こう」

2017年9月19日開催第2回Equality Galaに来賓としてアスリートでオリンピアン、走る哲学者としての異名もおもちの為末大氏をお招きいたしました。

為末さんは、1954年1マイルレースで4分を切る記録を出したロジャー・バニスターに触れて、マインドセット(思い込み・偏見)を変えて可能性を開こう、と呼びかけました。バニスター選手以前は、人間が4分を切ることは無理という思い込みがあったけれども、ロジャー・バニスターがこの常識を打ち破ると、次から次へと多くのスポーツ選手が4分の壁を打ち破り、当時の思い込み・常識を変えていったというのです。「マインドセットを変える」ことによって、今まで不可能であったことを可能とし、可能性を開いていくことができる。LGBTに偏見をもつ人は自らの可能性を制限していること、でもマインドセットを変えることができれば、その人自身の可能性を開くことができると会場に語りかけました。また元オリンピアンとして、来る2020年のオリンピック・パラリンピックにおいて、日本が、選手村にLGBTハウスをつくるなどすることができれば、日本が世界のマインドセットを変えることができるとも訴えました。為末さんのプロフィールについては下記をご覧ください。為末さんのスピーチをアップしましたので、為末さんのユーモアあふれ、暖かくも熱いスピーチを、お楽しみください。歯車の設定ボタンで字幕として日本語を選択し、字幕ボタンを押していただくことにより、日本語字幕が表示されますので、あわせてご利用ください。

走る哲学者為末さんのエッセイ読みごたえがあります(マインドセット・壁についてはここ)。また東京オリンピックに向けたプライドハウス設置への取り組みについてはこちらの記事をご覧ください。



為末   元プロ陸上選手・一般社団法人アスリートソサエティ代表理事

為末氏は1978年広島県生まれ。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2017年8月現在)、スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者であり、オリンピックには3度の出場経験があります。現在は、スポーツに関する事業を請け負う株式会社侍を経営するほか、一般社団法人アスリートソサエティの代表理事を務めています。主な著作に、『走る哲学』、『諦める力』など。

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