2015年、性的マイノリティー(LGBT)に関する課題を考える超党派の議員連盟が発足し、渋谷区が同性パートナーシップ制度を導入し、さらに2016年には自由民主党が「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」を公表するなど、LGBTその他のセクシャル・マイノリティ当事者が社会で直面する困難に取り組むべきであるという一定の機運がようやくみられるようになりました。しかしながら、かかる取り組みはようやくその緒についたばかりであって、セクシャル・マイノリティ当事者に対する社会における無理解・偏見に基づく差別・疎外・拒絶はなお根強く存在し、かかる偏見・差別のため、多くのセクシャル・マイノリティ当事者はそのアイデンティティを秘して生きることを強いられています。このような現実は、すべての人が個人として尊重され、また法の下に平等であるという憲法の理念に反するばかりでなく、セクシャル・マイノリティ当事者がかかる深刻な困難を抱えているため、生き生きとその能力をフルに発揮して活躍することができず、大きな社会的な損失ともなっています。
私どもは、このような現実を踏まえ、私どもの実務法律家としての経験と知識を活かして、法制度の調査研究、法律上の論点に係る提言などを通じて、LGBTその他のセクシュアル・マイノリティに関する理解そして対話を促進し、性的指向や性自認を理由とする差別を解消するための法的支援等を行い、もって個人の尊厳と多様性が尊重され、すべての人々が安心してその能力をフルに発揮して活躍することのできる平等かつインクルーシブな社会の実現に貢献することを目的として、2016年2月に任意団体として発足いたしました。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク(LLAN)共同代表及び共同創設者。早稲田大学法学部卒、米国ミシガン大学ロースクール法学修士。1987年弁護士登録(39期)。ゴールドマン・サックス証券株式会社法務部部長時代(2009年3月−2019年12月)部下のカミングアウトを受けたのをきっかけにLLANの活動を開始。2017年6月本団体の活動に関連して英フィナンシャル・タイムズ企業の法務部門に関する「最も革新的な法務責任者」部門を受賞。「法律家が教えるLGBTフレンドリーな職場づくりガイド」(2019年12月)編著。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク共同代表及び共同創設者。アシャースト法律事務所・外国法共同事業の東京オフィスパートナーとして、コンプライアンス及び紛争解決を中心に担当。2000年にカナダにて法律家としてキャリアをスタートし、同国において同性婚訴訟及びLGBTの権利に関する活動に参画。ニューヨークにおいて国際的業務を扱う法律事務所に勤務。米国ニューヨーク州並びにイングランド及びウェールズの法曹資格を持ち、日本においては外国法事務弁護士として活動。TELL(Tokyo English Life Line)の代表理事、テンプル大学法科大学院コンプライアンス・倫理センター アジア諮問委員会議長、八丈島ふるさと観光大使。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。ボウディン大学哲学部卒、米国コロンビア大学ロースクール法学博士。1988年ニューヨーク州弁護士資格取得。東京第二弁護士会会員(外国法事務弁護士)。現在、ディーエルエイ・パイパー法律事務所パートナー。同事務所の東京オフィスプロボノコーディネーターを務める。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。東京大学法学部卒。1991年弁護士登録(43期)、アンダーソン・毛利法律事務所入所。2023年4月アンダーソン・毛利・友常法律事務所マネジング・パートナー就任(現職)。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。大阪大学法学部卒、米国ハーバード大学ロースクール法学修士。1993年弁護士登録(45期)。2020年にChambers Asia Pacific Diversity & Inclusion Awards, “LGBT+ Lawyer of the Year,”に選出。2024年1月より、グリーンバーグ・トラウリグ外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業)シェアホルダー。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事及び共同創設者。ラン・フォー・ザ・キュア・ファンデーション(RFTC:乳がん早期発見啓発活動推進協議会)理事会メンバー。1990年米国ウィリアム・カレッジ卒業。1997年米国コロンビア大学ロースクール法学博士号取得。1998年ニューヨーク州弁護士資格取得。東京第二弁護士会特別会員、外国法事務弁護士。シンプソン・サッチャー・アンド・バートレット(1997年10月~2005年8月)、リンクレーターズ(2005年9月~2015年9月)での職務を経て、2015年10月よりデービス・ポーク・アンド・ウォードウェル東京事務所の日本在住パートナー(現職)。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事及び共同創設者。早稲田大学法学部卒、米国コロンビア大学ロースクール法学修士。1998年弁護士登録(50期)。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。京都大学法学部卒。米国ニューヨーク大学ロースクール法学修士。2003年弁護士登録(56期)。現在、西村あさひ法律事務所・外国法共同事業パートナー。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。早稲田大学法学部卒米国コロンビア大学ロースクール法学修士。1989年弁護士登録後(41期)、常松・簗瀬・関根法律事務所入所。1996年1月常松・簗瀬・関根法律事務所(現 長島・大野・常松法律事務所)パートナー就任、2015年1月長島・大野・常松法律事務所マネージング・パートナー就任(現職)。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。東京大学法学部卒、米国コーネルロースクール法学修士。1994年米国ニューヨーク州弁護士登録。1988年4月野村證券㈱入社。2015年4月より野村ホールディングス㈱執行役員チーフ・リーガル・オフィサー兼野村證券㈱執行役員法務担当。2019年4月より野村不動産㈱監査役(現職)。2019年6月より野村不動産ホールディングス㈱取締役監査等委員(現職)。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。早稲田大学法学部卒、英国オクスフォード大学ロースクール法学修士。1987年弁護士登録(39期)とともに濱田松本法律事務所(現森・濱田松本法律事務所入所)に入所し、1989年同事務所ロンドン駐在。現在森・濱田松本法律事務所パートナー。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。1996年東京大学法学部卒業、2004年ニューヨーク大学ロースクール修士課程修了。1999年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。2005年ニューヨーク州弁護士登録。国内法律事務所に勤務した後、2001年フレッシュフィールズブルックハウスデリンガーに入所し、2008年パートナーに就任。現在、フレッシュフィールズ東京オフィスのマネージング・パートナー及び日本プラクティス代表を務める。一橋大学法科大学院の兼任教員、日本弁護士連合会外弁委員会委員。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。イングランドおよびウェールズ法ソリシター。第二東京弁護士会会員 (外国法事務弁護士)。Wilde Sapteでの勤務を経て1999年リンクレーターズ入所。2000年よりリンクレーターズ東京オフィスに勤務、2020年よりリンクレーターズ東京オフィス マネージングパートナー(現職)。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。上智大学外国語学部英語学科卒業後、英国に渡りSolicitor of the Supreme Court of England and Wales(英国事務弁護士)資格を取得(1994年)。2001年に帰国後は、国際法律事務所の東京オフィスの開所時のマネージング・パートナー及び前職の国際法律事務所のコーポレートM&Aパートナーを経て、2017年にスクワイヤ外国法共同事業法律事務所のパートナーに就任(現職)。2001年より東京第二弁護士会特別会員、外国法事務弁護士(連合国法)。European Business CouncilのLegal Services Committeeの前委員長を務め、Women in Law Japanの創立メンバー及び前プレジデントである。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。E.S.C.P.パリ高等商業学校(グランゼコール)卒業後、パリ市弁護士登録(1992年)。2000年に東京弁護士会外国法事務弁護士登録。1989年から1990年まで光洋精工(現名:株式会社ジェイテクト)、1990年から1993年までパリのクデール・ブラザーズ法律事務所に勤務。1994年にベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)に入所し、2002年よりコーポレートM&Aパートナーで当事務所に勤務。2024年2月に東京国際法律事務所に入所。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク理事。東京大学法学部卒、米国ハーバード大学ロースクール法学修士。1995年東京地裁判事補任官(47期)。その後、最高裁判所事務総局民事局付、福岡地裁判事補(労働事件集中部勤務)を経て、2005年〜2019年3月西村ときわ法律事務所(現西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)、2019年4月AI-EI法律事務所代表弁護士(現職)。
LLAN理事。現在はモリソン・フォースター シンガポール・オフィスの訴訟業務を統括している。
2013年にシンガポールに移る以前はモリソン・フォースター東京オフィスに12年以上在籍。モリソン・フォースターのグローバル・ダイバーシティ・ストラテジー委員会のメンバーでもあり、この委員会を通じて法律専門家やコミュニティにおけるダイバーシティと受入れを促進する取組みを積極的に支援している。また、アジア全域でのプロボノ業務も活発に行っている。コーネル大学、ロンドン大学政治経済学院(LSE)及びペンシルバニア大学ロースクールを卒業し、ニューヨーク州、ニュージャージー州及びペンシルバニア州で弁護士登録。
LGBTとアライのための法律家ネットワーク監事。上智大学法学部卒、米国デューク大学ロースクール法学修士。2001年弁護士登録後(54期)、三井安田法律事務所入所。2005年外国法共同事業法律事務所リンクレーターズ入所、2014年パートナー就任(現職)。
団体概要 | |
---|---|
名称 | LGBTとアライのための法律家ネットワーク |
事務所 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号 明治安田生命ビル |
代表者 | 藤田直介 アレキサンダー・ドミトレンコ |
連絡先 | http://llanjapan.org/contact をご参照ください。 |
SNS | Facebook : www.facebook.com/llanjapan/ |
沿革 | |
---|---|
2016年2月 | 団体設立 |
2016年10月 | 第1回Equality Gala開催 婚姻の平等に関する外国法調査報告書を発行 |
2017年4月 | テンプル大学東京校で講演 |
2017年5月 | レインボー法律相談で講演 |
2017年9月 | 特定非営利活動法人(東京都)として設立 第2回Equality Gala開催 |