2024年12月13日、福岡高等裁判所は、同性婚を認めていない民法などの規定は憲法13条、14条1項、24条2項に違反するとの判決を下しました。本判決は、同性婚を法律上認めないことが憲法第13条（幸福追求権）に違反すると判断した初めての裁判例となります。また、パートナーシップ制度の拡充や登録パートナーシップ制度の導入によっては不平等は解消されず、同性のカップルに対し、異性婚と同じ法的な婚姻制度の利用を認めるのでなければ、憲法14条1項（法の下の平等）違反の状態は解消されるものではないとも判示しました。LLANは、本判決の英訳を作成しました。（原判決はこちら）
英訳作成にご協力いただいた、アシャースト、ボイド＆ムーアエグゼクティーブサーチ、クリフォードチャンス、三浦法律事務所、モルガン・スタンレーMUFG、森・濱田松本法律事務所、ピルズベリーおよび東京国際法律事務所の皆様に感謝申し上げます。
