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活動実績2018.06.05

【開催報告】「LGBTIの人々に対する差別への取組み-企業のための行動基準」の日本におけるローンチイベントを開催しました。

2018年6月5日(火)、LLANは、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)と共催で、「LGBTIの人々に対する差別への取組み-企業のための行動基準」の日本におけるローンチイベントを国連大学本部において開催いたしました。当日は、120人を超える企業関係者や、公的機関、NPO関係者に御出席いただきました。開会にあたっては、根本かおる国連広報センター所長、名執雅子法務省人権擁護局長、杉浦正俊外務省人権人道課長より御挨拶を頂きました。また、富士通の梶原ゆみ子氏より、同社による本行動基準に対する支持が表明されました。

続いて行われた第一部では、OHCHRのアンドリュー・ギルモア氏より本行動基準の趣旨や重要性について説明が行われ、本行動基準についてすでに支持表明を行ったEYジャパンの貴田守亮氏、クリフォードチャンスのレンフォン・ライ氏より、本行動基準の趣旨や、それぞれの企業・事務所における本行動基準支持表明の背景について議論が行われました。パナソニックのローレンス・ベイツ氏からは、LGBTIが能力を最大限に発揮するために企業や社会が採るべき施策について、自身の経験も踏まえた考えが示されました。

第二部では、LGBTIの社員や顧客に対する日本企業における取組みやその反響、LGBTIが就職や実際の勤務において直面する課題、自治体における行政の動きなどについて、武田薬品工業の赤津恵美子氏、みずほフィナンシャルグループの向井英伸氏、世田谷区議会議員の上川あや氏、NPO法人ReBitの藥師実芳氏を交え、議論が行われました。

本行動基準は、国連広報センターのウェブサイトhttp://www.unic.or.jp/news_press/info/28913/ にて入手いただけます。また、会議の模様は、後日LLANのYoutubeチャンネル にも掲載する予定です。イベントのプログラムはこちらをご覧ください。

国連人権高等弁務官事務所、本イベントを後援してくださった国連広報センター、協賛してくださったEYジャパン及びクリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業、パネリストの皆様、御出席くださった皆様、イベントの開催に御協力くださった皆様に改めて御礼申し上げます。

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