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【開催報告】第2回Equality Gala 台湾弁護士許秀雯氏スピーチ「権利は戦ってはじめて得られる」

2017年9月19日開催第2回Equality Galaに来賓として台湾の弁護士許秀雯(Victoria Hsu・シーシュウェン)氏をお招きいたしました。2017年5月24日、台湾憲法裁判所は、同性婚を認めないことは憲法に違反し2年以内に法改正を行うことを命ずる司法判断を行いました。同氏はその裁判で主任弁護士を務め、婚姻平等実現運動の中心的人物です。Victoriaさんは、①判決に至るまでの道のり、②LGBT当事者の平等を実現するための戦略、そして③婚姻の平等を実現するために残されたステップについて、熱く語ってくれました。日本語と英語の字幕を用意しました。設定の歯車を押して字幕を選択して、字幕のボタンをクリックしてください。字幕の作成につきGEジャパン法務部内山様にご協力いただきました。ありがとうございました!

朝日新聞Globeの同氏に対するインタビュー記事「同性婚の合法化は基本的人権だ――市民が立ち上がり、政治を動かす」もあわせてご覧ください。



許秀雯氏略歴

許秀雯氏は、台湾におけるLGBTの権利に最も影響力のある団体の一つである台湾伴侶権益推動連盟の共同創設者・会長であり、同連盟は、社会に存在する全ての関係が法律の下で平等な保護を受けられることを目指し、婚姻の平等、パートナーシップ、多重世帯を盛り込む民法修正案の提示を主導しています。

同氏は台湾弁護士で、国立台北大学およびストラスブール第3大学において修士号を取得し、パリ第10大学の博士候補でもある(専門は、欧州連合法、国際人権法、ジェンダー/LGBT関係)。2016年立法院選挙に立候補し、選挙活動中、同性愛者であることを公表した数少ない候補の一人でした。同氏は台北市女性の権利委員会、行政院男女平等委員会の参与も務めています。

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